総務省が2009年度から実施する制度で、都市部から過疎化や人口減少、高齢化が進む地域等に移住(住民票を異動)し、地方自治体の委嘱を受けて1~3年間、地域の活性化や課題解決に取り組むとともに、地域の担い手となり、その地域への定住・定着を図る取り組みです。佐賀市でもこの制度に取り組んでおり、現在4名の隊員が佐賀市北部中山間地域(富士町・三瀬村・大和町松梅地区)で活動しております。任用している課により、活動内容や募集要項等が異なりますので、詳しくはそれぞれの担当課までお問合せください。

隊員のデスクは、富士町古湯地区にある「富士支所」内となります。遠くにはお山が見え、デスクの窓からも豊かな自然を望むことができます。1階フロアに富士支所内の各担当部署が配置されており、職員同士の距離感も近くアットホームな雰囲気。2階には誰もが利用できる「富士保健運動センター」と「富士ふれあい広場」を備えており、市民の憩いの場所となっています。


活動中の住まい(アパート)は佐賀市で用意します。立地は温泉で有名な古湯の中心街。温泉街をはじめ、スーパーや富士公民館(フォレスタふじ)、勤務場所の富士支所も徒歩圏内です。古湯の美しい風景を眺めながら通勤したり、仕事帰りに温泉に入ったりできますよ。

地域おこし協力隊の活動は、地域との関わりの中で生まれるものです。ここ佐賀市の北部中山間地域では、豊かな自然や温泉文化などに囲まれながら、地域に寄り添った暮らしと仕事を両立しています。今回、ご紹介するのは、そんな環境のなかで日々活動を行う " ある協力隊員 " の一日のスケジュールです。地域行事や地元の方との交流、趣味の活動など、日々の営みのなかにこそ、この地域ならではの魅力が詰まっています。これから協力隊として活動を考えている方にとって、現場のリアルな姿を感じていただける一助となれば幸いです。

都会を離れ、ずっと憧れていた「山ぐらし」で迎えた朝。朝焼けと美しい山の景色。自然に目が覚め、伸びをして深呼吸。ポットのスイッチを入れてお湯を沸かす、その間に顔を洗う。水筒にコーヒーを注ぎ、竿を持って玄関を出る。



家からすぐのその場所は自然に囲まれ、目の前には川が流れている。竿一本で行ける贅沢。釣れなくても自然の中にいるだけで心がほぐれていく感じが心地よい。このリズムが、今の自分にちょうどいい。



いつも朝は慌ただしいけど、なんか生活してるって感じ。温泉通りを抜けて、勤務地の支所まで散歩気分で通勤。旅館の女将さんらに声をかけられる朝。日々の暮らしに人とのつながりが染み込んでくる。

 

“地域で働く” って、想像するよりずっと面白い!



勤務地の富士支所までは歩いて10分ほど。私のミッションは、主にマーケティングやクリエイティブ分野でのホームページ制作や動画撮影、 広告のデザインを手がけたりと広報全般に関わる活動をしている。



今日は温泉食堂の日替わり定食(生姜焼)。隣の席では、おばあちゃんが温泉帰りにひと休みしている。ここの食堂屋さんは銭湯と併設していて、皆んなの憩いの場所でもある。 野菜もお安く売ってあり、いつも争奪戦なのだ。

釣りとはまた違う、ぼんやり歩く時間。

こんな普通が、ありがたい。



午後は、地域の方とイベントの打ち合わせ。少し緊張したけど、話してるうちに気づけば笑ってた「こんなことやれたらいいね」とか、前向きな話題で時間が過ぎていく。終業17:00。 仕事が終わったら富士支所2階のトレーニングジムへ。 汗を流せる環境があるのは、自分的にはすごく助かる。



外に出ると、古湯の街が夕焼けに染まっている。いつもの道を歩きながら今日一日の充実感を味わう。 帰り道にスーパーに寄って、夜ご飯の材料を買う。 日用品は大体このスーパーになんでも揃っている。 (時間に余裕がある時は、車で15分のところにあるショッピングモールがある)


【活動場所】

  佐賀県佐賀市  大和町(松梅地区)、富士町、三瀬村

 

 

【勤務先】

  佐賀市役所富士支所  (佐賀県佐賀市富士町大字古湯2685番地)

 

 

【活動時間】

  1. 週休2日制 / 週35時間勤務 (7時間勤務/日) (※土日・祝日勤務あり)

  2. 活動時間は9時から17 時まで。(休憩1時間)

 

 

【活動形態・期間】

  1. 佐賀市の会計年度任用職員として、佐賀市長が任用します。

  2. 任用期間は、任用開始の日から1年~最長3年です。

 

 

【募集人数】

  3名程度

 

 

【採用時期】

  1. 令和7年11月1日採用予定  2名

  2. 令和8年6月1日採用予定   1名

 

 

【待遇・福利厚生】

  1. 月額154,541円~177,845円(賞与有)

  2. 社会保険・雇用保険あり(ただし労災は、地方公務員災害補償法及び市の「議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例(平成 17 年条例第 54 号)」に基づき、公務災害が補償されます。)

  3. 活動期間中の住居は市が準備します(家財道具や生活必需品や、光熱水費等は自己負担となります。)

  4. 活動に必要な車輌やパソコン等は市が用意します。(プライベートでの使用はできません。)

  5. その他、活動に掛かる費用については、協議の上、予算の範囲内で市が負担します。

  6. 佐賀市への赴任に際し、引越しにかかる費用は自己負担とします。

 

 

.3大都市圏(※1)及び3大都市圏外の都市地域(※2・※3)在住の方で、住民票を異動したうえで生活の拠点を佐賀市に移すことができる方

 

. 1年以上居住可能な方

 

. 心身ともに健康で、地域活性化に深い熱意を持ち、地域住民や関係者と十分にコミュニケーションを図りながら積極的に活動できる方

 

. 人あたりが柔らかく、先頭に立って行動できる方

 

. 普通自動車運転免許を取得している方(見込可)

 

. パソコンの一般的な操作ができる方

 

. 地方公務員法第16条の欠格事項に該当しない方

 

1.    3大都市圏とは、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、岐阜県、愛知県、三重県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県をいう。

2. 都市地域とは、「過疎、山村、離島、半島等の地域」に該当しない市町村をいう。

3.「過疎、山村、離島、半島等の地域」とは、過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法、山村振興法、離島振興法、半島振興法、奄美群島振興開発特別措置法、小笠原諸島振興開発特別措置法、沖縄振興特別措置法の各法により指定された地域を有する市町村をいう。

佐賀市の北部中山間地域は、" 山あり、川あり、温泉あり "の自然豊かな場所です。佐賀市地域政策課中山間地域支援係( 通称 "お山係" )では、主に空き家バンクや地域おこし協力隊を担当し、" お山 "へ移住・定住のお手伝いをしています。令和5年度4月から佐賀市北部中山間地域の情報サイト「さがし山ぐらし」を立ち上げ、地域の情報を発信中です。

 

 

お問い合わせは下記のフォームより、お気軽にご相談ください。


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